私が高校生だったとき、カナダに留学して2か月目くらいの時に、図書管理の先生に「今度バレーボールの試合が高校の体育館であるから、ボランティアで売店してみない?」と、声をかけてもらい、ステファニーの彼氏らしい人と2人で学校のカフェテリアのボランティアをした。カフェテリアといっても、ちょっとしたお菓子とホットドッグくらいの食べ物しかない、小さな売店のようなところだった。
私はまだ25セントに慣れていなくて、売店が忙しくなると、お釣りを返すとき、例えば、85セントのお釣りをどうやったらコインの数が少なくて済むかと、瞬時に計算ができなかったりして、なぜ50セントが流通せず、クオーターなんだろうと思っていた。
私は小学生のころ、宿題のドリルの「何億の足し算」を計算機でやって、父親に怒られたことがある。その時、私は父親に言った。「2桁の足し算ができたら、何億の足し算なんてできて当たり前だ」と。そうしたら父親は「そんな考えで学問をして欲しくない」と言った。
高校生になり、数学の先生に「なんで真面目に数学を勉強しないの?」と聞かれ、私は、「生きていくには数学より家庭科の方が大事だ」と答えた。
でも、今なら思う。きちんと算数や数学を学んでいたら、クオーターの計算なんて忙しくても簡単にできたんじゃないかと。そして、何歳になっても、学んでいくことが生活を豊かにするのものなのかもしれないと。

コメント